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“耐震等級”って何?地震に強い家を選ぶための基本知識
2025.06.20
日本に住んでいる以上、地震対策は避けて通れないテーマ。
家族の命や暮らしを守るうえで、住宅の「耐震性」はとても重要です🔑
でも実際には「何を基準に強い/弱いを判断すればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?
そんなとき、一つの判断基準となるのが「耐震等級」です。
耐震等級とは?|建物の“地震に対する強さ”を示すもの
耐震等級は、国が定める「住宅性能表示制度」によって定義された、
住宅の“地震への強さ”を表すランクです。
1~3の3段階で評価され、数字が大きいほど地震に強い構造となります。
▶ 耐震等級の3つのランク
等級 | 概要 | 想定される強さの目安 |
等級1 | 建築基準法レベルの耐震性 | 数百年に一度の大地震で倒壊・崩壊しない |
等級2 | 等級1の1.25倍の強さ | 学校や病院などの耐震基準 |
等級3 | 等級1の1.5倍の強さ | 消防署・警察署など災害時の拠点レベル |
とくに注目したいのは、最上位の「等級3」 。
熊本地震のように繰り返し大きな揺れが起きるケースでは、
等級3の住宅が倒壊を免れた実例もあり、いま非常に注目されています。
▶「耐震等級」と「耐震基準」は違うもの?
よく混同されがちですが、「耐震等級」と「耐震基準」は別モノです。
■ 耐震基準:建築基準法に定められた最低限の基準(=等級1に相当)
■ 耐震等級:それを上回るレベルまで含めた性能の格付け(等級1~3)
つまり「建築基準法クリア=安全」とは言い切れず、
より高いレベルで耐震性を確認したい場合は、耐震等級での評価が重要です。
耐震等級が高い家のメリットとは?
✅ 地震による被害を最小限にできる
耐震等級が高い住宅は、大地震でも倒壊や損傷のリスクが低く、
命を守るのはもちろん、家具の転倒や建物の損壊によるケガ、
修繕費の発生なども抑えられる傾向があります。
✅ 地震保険が割引に
耐震等級2以上の住宅は、地震保険料が最大50%割引になることも。
初期費用はかかっても、長期的には家計の負担を軽減できます。
✅ ローンや売却でも有利に
金融機関によっては、耐震等級を取得している住宅に対して
住宅ローン金利の優遇制度を用意している場合も。
また、将来的に売却を考える際も、
「地震に強い家」という安心感がプラス評価につながりやすくなります。
「新築住宅=耐震等級あり」とは限らない?
ここで注意したいのが、すべての新築住宅に耐震等級があるわけではないということ。
耐震等級を取得するには、第三者機関による評価や構造計算が必要です。
▶ 耐震等級の確認方法
■ 住宅性能評価書(設計/建設)をチェック
■ 売主や工務店に「耐震等級はいくつですか?」と確認
■ 注文住宅なら、設計時に「耐震等級3を取りたい」と伝える
とくに注文住宅の場合は、等級3を前提に設計を進めることが可能。
「費用は少しかかっても、安心感を重視したい」という方にはおすすめです◎
間取りや構造が決まってからでは対応が難しいケースもあるので、早めに相談しましょう。
▶「耐震等級〇相当」に注意 ※
なかには「耐震等級3相当」と書かれている物件もありますが、
これは公的な認定を受けていないケースがほとんどです。
あくまでも「等級3と同程度の設計をしています」という自己申告であり、
実際に第三者機関による構造チェックや評価を受けた住宅とは異なります。
確実な耐震性能を求めるなら「耐震等級3取得済み」と明記された住宅を選びましょう。
これからの家づくりは「地震に強いか」がカギ
日本は地震大国。家を建てるうえで「耐震性」は欠かせないポイントです。
長く安心して住める住まいにするためにも「耐震等級」のチェックは忘れずに。
これから家づくりを考える方は、
安全性の“見える化”として、ぜひ参考にしてみてくださいね👀💡
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