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コラム

“なんか好き”を狙ってつくる、住宅Webの新方程式

2025.10.27

住宅会社のWebサイトやLPを見ていると、「なんか好きだな」と感じるページに
出会うことがあります。写真がきれい、デザインが整っている
── そんな表面的な理由だけでなく、もっと感覚的な “居心地のよさ” を感じる。
この “なんか好き” という印象こそ、
いまの住宅Webデザインで意識したい大切なポイントなんです。

では、人の心を動かす “なんか好き” は、どうやってつくるのでしょうか。
今回は、住宅Webのデザインを考えるうえで欠かせない
「感情設計」と「世界観の統一」について、少し掘り下げてみます📝🔍

 

デザインの「正しさ」より“心地よさ”を優先する時代に

以前の住宅会社サイトは「会社の信頼感」や「性能・価格」といった
根拠をしっかり打ち出すことが重視されていました。
もちろん今も信頼性の訴求は欠かせませんが、ユーザーの情報収集の仕方が変わった今、
正しい情報だけでは選ばれにくい時代になっています。

InstagramなどのSNSで家づくりの情報を集める人が増え、
「どんな暮らしができそうか」「自分に合う雰囲気か」といった
“感覚的な好み” が、住宅会社を選ぶ基準のひとつになっています🏡💡
つまりWebサイトは、スペックを伝える場所から、感情を動かす場所へとシフトしているのです。

そのため最近の住宅Webでは、「理屈で納得させる」よりも
「見ていて心地いい」「雰囲気が好き」と感じてもらうことが大切。
写真のトーン・余白の取り方・フォント・言葉づかい etc…
すべてが “世界観” をつくる要素として見られています。

 

“好き”を生み出す3つのデザイン視点

感覚的な “好き” を狙ってつくるには、いくつかの共通点があります。
特に住宅サイトで意識したいのは、次の3つの視点です👀

1️⃣トーン&マナーの統一
「施工事例ページだけ雰囲気が違う」「LPとコーポレートサイトの雰囲気がバラバラ」
── そんな状態では、どんなに個々のデザインが良くても印象が散らかってしまいます。
ブランドの世界観を整えるには、フォントや色味、写真の明るさなどを揃えることが大切です。
たとえば「ナチュラル」「北欧」「モダン」などテーマを決めて、
写真のトーンや言葉のテンションを合わせるだけで、ぐっと一体感が生まれます。

2️⃣“暮らしの余白”を見せる
家の性能や間取りをストレートに伝えるよりも、
「休日にコーヒーを淹れる」「朝の光が差し込むダイニング」など、
暮らしの情景を感じさせる写真のほうが心に残ります。
住宅LPなら、生活シーンを感じる構図や自然光のトーンを意識すると、
“共感で惹きつける” ページに。“余白” を残すことで、見る人の想像がふくらみます。

3️⃣言葉の“温度感”を整える
住宅会社のコピーはどうしても「安心・信頼・実績」といった定番ワードに偏りがち。
でも、ほんの少し語り口をやわらげるだけで、印象はがらりと変わります。
「私たちの家づくり」よりも「わたしたちらしい家づくり」。
「高断熱・高気密」よりも「一年中、心地いい空気の中で」。
数字ではなく、“体感” で伝える言葉が、見る人の記憶に残ります。

 

LPこそ、“ブランドの顔”としての完成度を

Webサイト全体の中でも、住宅LP(ランディングページ)は “ブランドの印象を決める顔” です。
展示場案内や新シリーズ告知、分譲地紹介など用途はさまざまですが、
どのLPも共通して大事なのは、ファーストビューで「好き」と思ってもらえるかどうか

たとえば、
ファーストビューに、暮らしを感じる写真を大きく使う。
背景にブランドカラーを淡く重ねて、空気感を出す。
文字は最小限にして、キャッチコピーで “感情のフック” をつくる。
こうした小さな積み重ねが、結果的に “好き” をつくり出します✨

またLPは一枚で完結する構成のため、情報量と余白のバランスも大切です。
あれもこれもと情報を詰め込みすぎると、感情的な余韻が薄れ、“住宅情報サイト” のような印象に。
「伝えたいことをすべて載せる」より「見せたい世界を絞る」ことが、LPで差をつけるコツです。

 

“なんか好き”の裏には、ちゃんとしたロジックがある

“感覚的な好き” は、決して偶然ではありません。
その裏には、ターゲット設定・トーン設計・情報構成など、緻密なロジックがあります。
特に住宅Web制作では「誰に」「どんな暮らしを届けたいのか」を
最初に明確にすることが、デザイン全体の軸になります🔑

たとえば「30代共働きファミリー」向けのLPなら、
忙しい日々の中でも “自分たちらしく暮らせる家” をテーマに設定し、
コピーも写真も、少し柔らかめのトーンに統一する。
ターゲットのライフスタイルに寄り添った設計が、“好き” につながるのです。

 

“好き”は、ブランドを記憶に残す力になる

「なんか好き」という感覚は、数値では測れません。
けれど、その小さな印象が住宅会社のブランドを長く記憶に残し、
“資料を見てみよう” “見学に行ってみよう” という次の行動を生みます🏃‍♀️💨

住宅WebやLPのデザインは、単なる情報整理ではなく、ブランド体験をつくる仕事です。
正確さだけでなく、“感情を動かす余白” を意識することで、
あなたの会社のサイトも「なんか好き」と言われる存在に近づいていくはずです🙌

この記事を書いた人

chro

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