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WEB採用

WEBデザイナー採用について。採用担当者の声。

2023.01.12

現在WEBチームでは、
アルバイト/パートタイムのWEBデザイナー(アシスタント)さんを募集中です。
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さて、これからWEBデザイナーを目指す方、すでにWEBデザイナーの方に向けて
私が採用にあたり考えていることを、これまでに私が面接した方を例に少しお話します。
採用基準、に近い話になるかもしれません。

 

 

ポートフォリオのデザイン

ポートフォリオが面白かったひとナンバーワンは、
某レトロゲームのパロティでドット絵のデザインで作ってきた方です。
非常に読みにくく、掲載している作品のクオリティも高くなかったのですが、
面接時に「視認性が悪く、個性が強いのはわかった上で、
印象に残るためにこのデザインにしている」ときちんと意図を説明でき、
ポートフォリオを戦略的に使おうとした点が良かったです。
ちなみにわたしは昔からFF派です。

また、ポートフォリオは白背景のシンプルなデザインが圧倒的に多いです。
作品をよく見せるには効果的ですが、
作品サムネイルのデザインや、周回性が悪い点が目立つなど
難易度は跳ね上がるように思います。

掲載している作品自体は悪くないのに、
ポートフォリオを見た限りではそれほどでもないように見える。
そんなポートフォリオもたくさんありました。モッタイナイ。

 

 

紙のポートフォリオ

WEBデザイナーであっても紙のポートフォリオの持参を推奨しています。
あってもなくてもそれ自体が合否に関わることはありません。

これは単純に、デザインセンスが表に出てきやすいツールが紙だからです。
マージンのとり方、見出しや目立たせたい部分など各要素の入れ方などに特にセンスが出ます。

あとは、面接時にポートフォリオを説明する(=ポートフォリオを使って自己アピールする)際に
紙があった方がプレゼンには強いですね。
採用担当者がその場で自分の意志で見返したりできるので、
相手に伝わりやすいように思います。

 

 

ポートフォリオの説明ができるかどうか

意外と、面接時にポートフォリオの説明ができない方が多いです。
事前に提出しているのに今更説明?と思うのかもしれません、ごもっともです。

書類審査の段階でにポートフォリオの内容については拝見しているので、
面接時の「ポートフォリオの説明をしてください」というのは
ポートフォリオを使って自己アピールをしてくださいという意味です。
今思うとそう言えばいいですね。次機会があればそう言います!

ここでは、作品の良し悪しは二の次で、
上手に説明ができるか、上手にアピールができるかを見ています。
ここで前述した紙のポートフォリオがあるとプレゼンしやすいように思います。

コーダー志望の方など、動きのデザインでアピールしたい場合は、
実機でポートフォリオを見ながら説明してくれる方も多いです。

 

 

クリエイティブ制作以外のスキル

これも割と重要で、なにか特性というかWEBデザインができる以外の「何か」があると強いです。

わたしの場合、インターネットが大好きだったので
通販で閲覧者に響くデザインが感覚的に分かる!UIにも強い!と言った覚えがあります。
ものすごく感覚的なものですが、WEBってものすごく身近なものなので
どれだけ自分で使っているか、は実務でも役に立つと今でも思っています。

面接したときに面白いと思ったのは「まわりをよく見ることができます」という方。
部活動のキャプテン経験などや、まわりの声が耳に入る(聞き耳をたてている)
というエピソードも、それを裏付けるもので良かったです。
これ、この職業では珍しい特性ですが「まわりが見れる」スキルというのは
重宝すると思います。

面接でそう言った人は無事に採用されて、今日も元気に聞き耳をたてています。

 

 

実務経験と年齢

特に年齢制限は設けていません。
実務未経験の職業訓練出身者も多く活躍しています。

わたし自身が職業訓練出身というのもありますが、
独学、オンライン講座のみの方こそ職業訓練を受講してもらいたいです。
内容は初心者向け過ぎてつまらないかもしれませんが、
独学で培ってきたものを整理してアップデートする手段として使えます。
個人の感想ですけど。

また、年齢・経験に比例してこちらが求めるスキルも上がります。
実務未経験の職業訓練出身者に求めるスキルとは大きく差があります。

ある程度の年齢がありつつ、採用した方のケースでいうと、
元グラフィックデザイナーで非常に秀でたデザインができる方。
職業訓練出身でデザイン力は普通だが特出したスキルがある方。
後者はディレクション寄りの仕事ができるだろうという期待を込めて採用しましたが、
今日も元気に幅広い業務を行っています。

 

 

さいごに

将来採用担当になるかもしれないスタッフに向けて、
メモがてら書いていたら長くなりました。

採用活動(採用する側)は大変ですが、とても面白いです。
こちら(採用する会社)も、逆に面接されているんだと思います。

お互いよい就職活動になるよう、こちらもがんばりますね。

 

この記事を書いた人

yoshimoto

yoshimoto

WEBデザイナー。工業高校建築科卒。野外フェスとインターネットが好き。気付けば、社歴が10年を超えました。

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