花粉やハウスダスト、PM2.5、カビの胞子など…
気づかないうちに室内に入り込む「空気のよごれ」に悩まされている方は、
意外と多いのではないでしょうか。
特に、アレルギー体質の方や小さなお子さんがいるご家庭にとっては、
毎日の空気環境が健康を左右する大切なポイントになります。

この記事では、家の性能や素材選び、暮らし方の工夫によって
“空気がきれいな家” をつくるためのヒントをご紹介します。
ちょっとした意識で、家の中をもっと快適に、安心できる空間に変えていきましょう✨

空気がきれいな家づくりの基本

■ 高気密・高断熱って、実は空気にもいい

「高気密・高断熱の家」と聞くと、冬はあたたかくて夏は涼しい、
というイメージがあるかもしれませんが、実は空気の質にも関係しています。

外から入ってくる花粉やホコリなどの汚れた空気をしっかりブロックできたり、
室内の温度差や湿度を一定に保つことで、カビやダニが増えにくい環境をつくれるのがポイントです💡

結露が起きにくいことでカビの発生を防いだり、
家全体が快適な空気に包まれているような空間になるのは、大きなメリットですね。

■ 換気は「ついてるだけ」じゃもったいない

現在の新築住宅には「24時間換気システム」の設置が法律で義務づけられています。
ただし、“ついているだけ” では、空気のよさを十分に引き出せないことも…
どんな種類の換気かによって、その効果には大きな違いがあります👀

おすすめは、空気の出し入れを機械でコントロールする「第1種換気」タイプ。
外から取り込む空気をフィルターでキレイにしてから室内に送ることができるため、
花粉やPM2.5といった細かい汚れもしっかりカットできます。

さらに「熱交換」の機能がついたものなら、外の空気を室内の温度に近づけて
取り込めるので、夏も冬も快適さをキープしながら換気できるのが魅力です。

最近では、室内の温度や空気の汚れ具合をセンサーで感知し、
自動で換気をコントロールする高性能タイプも増えてきています。
せっかくなら、換気のタイプもちょっと気にしてみると、より安心です◎

空気をよごさない素材選びも大切

■ ホルムアルデヒドってなに？シックハウスの原因にも

新築の家で「なんとなくにおいが気になる」「頭が痛くなる気がする」…
そんな経験、ありませんか？

それ、もしかすると建材から出る化学物質（ホルムアルデヒドなど）が原因かもしれません。

これを避けるには、「F☆☆☆☆（エフ・フォースター）」という
表示がある建材を選ぶのがポイント。
これは、ホルムアルデヒドの放散量が少ない建材であることを示すマークで、
室内の空気をキレイに保ちやすくなります✨

接着剤や塗料まで気を配れると、さらに安心です！

■ 自然素材（無添加）の家という選択肢

「化学物質はちょっと気になる」「できるだけ自然なものに囲まれて暮らしたい」
そんな方に人気なのが、自然素材や無添加の素材を使った家づくりです🌳

たとえば、
✅ 無垢材：肌ざわりがよく、リラックス効果のある香り
✅ 漆喰や珪藻土の壁：調湿効果・消臭効果に優れ、カビの抑制にも効果的
✅ 自然塗料や自然接着剤：化学物質に頼らないやさしい仕上がり

どこかぬくもりを感じられる空気感も、自然素材ならでは。
アレルギー対策だけでなく「心地よさ」を求める人にもおすすめです！

暮らしの中でもできることがある

家の性能や素材だけでなく、日々のちょっとした習慣も空気の質を左右します。

たとえば、床やソファ、カーテンなどはホコリがたまりやすいので、
こまめにお掃除してあげると◎。空気清浄機を活用したり、
天気のいい日は窓を開けて空気を入れ替えるだけでも、だいぶ違います。

住まいの力に頼りつつ、自分たちでも気をつけていくことで、より心地よい空間がつくれます！

空気のいい家は「家族の健康」に直結する

アレルギーや体調不良の原因になる空気中のよごれ。
でも、家づくりの工夫しだいで、そのリスクは大きく減らすことができます。

断熱性や気密性、換気の仕組み、素材の選び方にちょっとこだわるだけで、
室内の空気はぐんと快適に。そして、自然素材を取り入れることで、
化学物質のストレスからも解放されたやさしい空間が生まれます。

アレルギーが気になる方も、家族みんなが安心して暮らせるように。
家族の健康を守る住まいづくり、ぜひ “空気” から考えてみませんか？