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“パッシブ設計”ってなに?太陽と風を味方につける、快適でエコな家づくり

2025.07.02

家づくりを考えるとき、「パッシブ設計」「パッシブデザイン」という言葉を
耳にすることはありませんか?なんとなく“環境にやさしそう”というイメージはあるけれど、
実際どんなものなのかピンとこない…という方も多いはず。

このブログでは、パッシブ設計の基本から、太陽や風といった自然の力を上手に活かす工夫、
そして、それによってどんな暮らしが実現できるのかをわかりやすく紹介します!
「冬はあたたかく、夏は涼しい家にしたい」
そんな理想の暮らしを叶えるヒントになるかもしれません🔍

 

パッシブ設計とは?

自然エネルギーを上手に活かして、快適な室内環境をつくる設計手法のこと。
「太陽の熱で冬あたたかく」「風の流れで夏すずしく」
といった、自然の力を “建物のつくり” で引き出します。

エアコンや機械設備に頼らず、なるべく少ないエネルギーで心地よく暮らせるのが特徴です📝

 

パッシブ設計でよく使われる手法

パッシブ設計では「自然エネルギーをどう効率よく取り込むか」
「いかに快適さを保つか」を軸に、以下のような建築的な工夫を取り入れます。

✅日射取得
冬の室内を暖かく保つための、太陽熱の取り込み。
南向きの大きな窓や、室内に日射が届きやすい間取りで、太陽の熱をしっかり活かします。
▶POINT💡 冬の暖房負荷を減らし、光熱費の節約に

✅日射遮蔽
夏の日差しを遮るための、直射日光のカット。庇(ひさし)や軒、ルーバー、
外付けブラインドなどを活用し、太陽の角度に応じて日射をコントロールします。
▶POINT💡 冷房効率アップ&室内がムワッと暑くならない

✅昼光利用
昼間の時間帯に自然光を取り入れて、室内を明るくする工夫。吹き抜けや高窓、
天窓などで奥まった場所にも光を届け、壁や床に明るい色を使うことで、光を拡散させます。
▶POINT💡 日中の照明使用を減らし、省エネ&目にもやさしい空間に

✅通風設計
風の通り道を考えた、空気の流れを生かす設計。
南北や東西に開口を設けたり、吹き抜けや階段を使って、風が抜ける動線をつくります。
▶POINT💡 エアコンに頼らず、自然の風で涼しさ・快適さを確保

✅断熱・気密性の強化
外気の影響を抑える、室内環境の安定化。熱が逃げにくく、入り込みにくい
構造にすることで、季節問わず快適な室温をキープできます。
▶POINT💡 夏も冬も少ないエネルギーで快適に過ごせる

季節ごとの太陽の角度や風の向きなど、地域の気候を読み解いた設計がベースになります。

 

パッシブ設計が向いている環境

── カギは、自然エネルギーを最大限活かせる「敷地環境」や「気候条件」🔑

パッシブ設計では、周囲の自然条件が大きく影響します。
春夏秋冬の寒暖差があり、太陽の高さや風向きも季節によって変わる
四季のある日本は、実はパッシブ設計にとても適した気候なんです!
以下のような環境なら、その効果をより発揮しやすくなります🌳

🟠日当たりのよい敷地
南側が開けていて、十分な日射が得られる土地は、
冬の太陽熱を取り込みやすく、日射取得に最適です。

🟠風通しのよい立地
開けた方向からの風をどう取り入れるかも、快適性を左右する大切なポイント。
周辺の建物配置や風の通り道をふまえ、建物の角度や開口部の位置を工夫することが重要です。

※注意点※
◼ 狭小地や密集地では、通風や日射確保の工夫が制限される可能性あり
◼ 地域によっては、建物の高さや向きに制限があるため、設計の自由度が下がることも

▼ 注文住宅との相性が抜群!
建売住宅や規格型住宅では、敷地条件に合わせて設計を柔軟に変えることが難しい場合があります。
一方で、注文住宅なら「土地」と「設計」をセットで考えられるため、
パッシブ設計の効果を最大限に引き出せます。そのため、土地探しの段階から
パッシブ設計に詳しい設計士や工務店に相談するのがおすすめです◎

 

高性能住宅と組み合わせると、もっと快適に

パッシブ設計は「自然の力を活かす」考え方。一方、ZEHや長期優良住宅といった
高性能住宅は「設備や建材の力で快適性・省エネ性能を高める」スタイルです。

それぞれの強みを組み合わせることで、より省エネで快適な住まいづくりが可能に!

たとえば…
◼ 日差しを取り込むパッシブ設計×太陽光発電(創エネ)で光熱費をカバー
自然の風を通す間取り×高断熱・高気密で室温をキープ

こうした相乗効果によって、自然にも家計にもやさしい暮らしが実現します✨

 

自然の力を味方にした、これからの家づくり

「パッシブ設計」は、太陽や風といった自然エネルギーを無理なく取り入れ、
少ないエネルギーで心地よく暮らせる家づくりです。
機械に頼らずとも、設計の工夫で住まいの快適性を高められるのが大きな魅力。

これからの家づくりを考えるとき、自然と心地よく暮らせる
「パッシブ設計」という視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?👀

 

この記事を書いた人

chro

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