少し前になりますが
見てきました「北斎と広重」

生憎の雨模様の中…

以前から友人と約束していて楽しみにしていたので出かけてきました。

最寄駅には待ち合わせ時間の少し前に着き、
とりあえず美術館の入り口の前でってことだったので
エスカレーターで上へ上へ…

これまでにも色々な美術館を訪れた経験上、
そんなに混んでないだろうと高を括っていたら、
お目当ての階に着いて思いもよらない長蛇の列にビックリ汗

そういえば、事前に除いた美術館の公式サイトでは
「前売り券完売」の表示を見たなぁ…

並んでも見る価値あり！

結局、入館まで結構な時間を待つことになりましたが、
現存する本物を見られるのは良い経験になりますね。

「北斎漫画」では、北斎の観察眼とコミカルなタッチと絶妙なレイアウトを。

言わずと知れた北斎の傑作「神奈川沖浪裏」は、
ダイナミックな構図と波と小舟の表現が美しく、他の作品でも波の細部が見事に描かれていて、思わず接写。

また、広重の大胆なこいのぼりと富士の構図なども見応えがあり
要所要所にさまざまな遊び心のある作品が魅力的でした。

広重に関しては、遺品や遺言状なども展示されていて、
華美でなく実用性のある持ち物に実直な人物像が見えるようで、
より身近に感じることができました。

その他、かなりの枚数の浮世絵が展示されていて見応えがありましたが、
人が多すぎて一枚一枚じっくり眺める余裕がなかったのが、少し心残りでした。

それでも、やはり現存する本物を目にできるのは眼福ですね！

関西圏にも、まもなく梅雨入りの知らせが来そうですが、
お出かけが億劫になりそうな雨の日でも、
美しいものを愛でに行く楽しみを持ちたいものです。