先月1月のことですが、ふと思い立って阪神尼崎駅に降りてみました。
いつもは通過する駅なんですが、車窓から見える尼崎城が何年も前から気になって…
ちょうど、尼崎城では1月29日まで木彫家のはしもとみおさんの絵本原画展が開催されていました。

近くで見る尼崎城。なかなかカッコ良かったです。

そしてそのまま尼崎の街をぶらぶら。
尼崎城から徒歩20分の場所にある、あまらぶアートラボ「A-LAB」では「はしもとみお木彫展」が開催されていました。はしもとみおさんは、幼少期～10代を尼崎で過ごし、1995年、15歳の時に阪神・淡路大震災に遭ったことをきっかけに、「失われてしまったいのちは取り戻すことはできないけれど、動物たちが生きた証をずっと残しておくことはできる」と彫刻家を志したそうです。尼崎市が主催しており、原画展も木彫展もなんと無料でした！

昭和レトロな空間に馴染みすぎる木彫の動物たち

様々な動物たちの木彫がかなりのボリュームで展示されていました。
しかも、ドローイング作品も素晴らしい。

ちょっとした非日常を体験して脳に刺激を

車窓から見える見知らぬ街。見知らぬ風景。
といっても観光地ではない、よくある住宅地や繁華街。
そこにはその土地の日常の時間が流れている。でも私にとっては非日常。

仕事も遊びも心身の健康があってこそ。皆さんの中には、「転地効果」という言葉をどこかで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。転地効果とは、日常生活を離れて、いつもと違う環境に身を置くことで、五感が刺激されて自律神経の中枢に作用し、心身が元気になったり、リラックス効果が得られることです。

新しい刺激によって新しいアイデアが生まれ、新しいデザインにもつながるのでは？とぶらぶらするのを楽しんでいます。

注）「はしもとみお木彫展 いきものたちとのくらし」「はしもとみお絵本原画展」は会期終了しています。